波は波であり、海である

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昨日までの3日間、高校時代からの友達と子供たちと鳥羽に行っていました。

三重の土地柄なのかお伊勢さんの空気なのか、今思い出してもほやーっとした時間。

お宿の人もみんなのんびりしてて、ほっこりしてて。

沢山の方が宿泊しているはずなのに、皆さん観光に行かれるのか

ホテルのプールやプライベートビーチはほぼ貸し切り。

子供たちの楽し気な声を聞きながら、ぷかーーっと水に浮かぶ。

予定がないのはなんと優雅なことか。

 

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(外宮の土宮。向かいには風宮が)

名前をなくして

過去をなくして

未来をなくして

肩書や

立場や

性別や

種族や

身体

言葉

 

わたしが、ただ、わたしで在る。

そんな瞬間に気づくことができますように。

 

産まれて沢山のものを知り、感じ、抱え、得て

死ぬまでにまたそれらをお返しできたらよいな。

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(内宮・滝祭神さま、天照大神に要件を取り次いでくれる神様。前の樹々。とても清々しく神々しかった)

 

録画していた番組でティクナットハンさんが言っていた。

「わたしは何者なのでしょうか、知りたいです。」という問いに

 

海の波が自分に尋ねます。「私は誰でしょう?」

海の表面の波が自分に問いかけています

波に自分に立ち帰る十分な時間があれば

波は「自分が海だ」と知ることができます

波は波ですが、同時に海でもあります

波はそのひとつの波であるだけでなく、ほかの波でもある

そしてほかの波とつながっていて

インタービーイング 相互に共存していることが分かり

もう自分と他者を区別することはなくなります

 

 

向こうの部屋で娘と友達が遊んでいる。

キャッキャと楽しそうな、子供独特の高い声。

スイカに岩塩をふって食べながら

ああ、まだまだ夏真っ盛りだなあ、と思う午後でした。

 

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