先日、約半年取り組んだアーユルヴェーディック・ヨーガセラピーTTを無事修了しました。
古代から続くアーユルヴェーダの智慧を真摯に学び続ける
香先生の実践と体験に基づいた深い知識。
こんなに穏やかな時が流れるTTは初めて。
優しい雨が満遍なく地面に降り注がれ
ゆっくりと染み渡っていくような。
そんな学びの時間でした。
その学びの時間を通して
ずっと、漠然としていた思い。
「わたしが伝えていきたいヨーガは、なんなんだろう」
それが、すーーーーっとホロホロと内側から
やだな、やっと気づいたの?と顔を出しました。
私は、生活が好きだ。
煮込み料理の灰汁を延々取りながら、見る空が好き。
お布団にアロマスプレーをしゅしゅして乾燥機でふんわりしていくのを見るのが好き。
朝のディナチャリアを一つ一つしていく淡々とした時間が好き。
娘を見送るときに、手と手を合わせて「いってらっしゃい」「いってきます」の瞬間が好き。
帰ってきた娘をリビングから見て「おかえり」「ただいま」と言う瞬間が好き。
ベランダの野菜が実って、お花が枯れて
部屋の掃除をしては、汚して
食器や服を洗っては、使って
笑っては、怒って
喜んでは、悲しんで
毎日毎日、寝て、起きて、ごはん食べて、排泄して
人と会って、別れて、繋がりが生まれて、繋がりが消えて
傷ついて、癒されて
そのすべての営み。
そこに在る日常。
それが好き。その一瞬一瞬を味わうことが私のヨーガ。
sat chit ananda
今 ここに在る 理由のない 無辺の喜び
香さんが講座の最初に言っていた言葉。
そう、最初からもう知っていたんだ。
私にとってアーユルヴェーダは
健康になる術を、そして幸福が外ではなく、内側にずっと在るものだと
思い出し、気づくもの。
私が伝えていきたいヨーガは
「日常」
「生活」
そこに全て在る。元々。ずっと。
古代からの智慧をこれからも学びながら
出会えた人と共に。
無判断に、無執着に。
ゆらぎと仲良く。